さすがはバークレー
オレは、最近サンフランシスコから湾を渡って反対側のオークランドというところに引っ越した。橋を渡ると別世界で、サンフランシスコ名物の霧は出ず、なんと夏でも暖かい。(奇異に聞こえるだろうが、サンフランシスコの夏は寒いのだ。)緑も多いし、家もくっついて建ってなくて道路も広々していて、人々もなんとなくのんびりしている。車だって全体にスピードが遅そうだし、家賃だって安い。(日本でいうワンルームに住む値段で、1LKに住める。)
せっかく引っ越したので、タンゴも地元でということで、バークレーの木曜日のプラクティカ(練習会)へ行ってみた。この会場には、月に一度だけあるオールナイトミロンガの時にはよく来るが、プラクティカは違う曜日のに数回しか来たことがなかった。
到着すると、まだレッスンの最中だったが、何となく異様な雰囲気。教えているのはフツーのタンゴのステップなのだが、生徒が男性同士で踊っていたり、女性が男性をリードしたりのカップルが多い。さすがリベラルなバークレー。性別で役割を決めないのだろう。その中でもひときわ目立ったのが、男女不明の人が男性をリードするカップル。リーダーは、やさしい顔をした男性にも、ごっつい顔した女性にも見えて、性別不詳(多分後者)。そしてフォローする男性だが、あごにはもじゃもじゃのひげ、腕には入れ墨。それなのに、それなのに、着ている黒のノースリーブのシャツには、クマのぬいぐるみの絵が。そして下半身は、パンタロン風のズボンで、何とハイヒールを履いているではないか。男性フォロワーは時々見るが、ハイヒールをはいたのは初めてだ。筋金入りだ。すげー。
オレは、結局二人の女性と踊っただけで帰って来た。残念ながらタンゴ的には、サンフランシスコの方がよさそうである。仕方ないので、会社で残業して時間調整をしてから直接ミロンガに行くことにしよう。しかし、終電があるから、あまり遅くまでは残れないな。終電を気にしながらのミロンガ?なんだか日本に住んでいるような気がして来た。
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