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2008-02-18

ダンスの誘いの断り方(女性向け)

タンゴをやっている人は、いやなことはいやとはっきり言う人ばかりと思っていたが、実はうまく断る方法がわかららずいやいや踊っている人も結構いることが、最近になってわかった。

そこで、そういう女性のために、自慢じゃないが(自慢じゃない)誘いを断われ続けてxx年のオレが、今までの断れ方のパターンの中から使えるものを紹介するので、参考にしてほしい。ただし、この記事を参考にした人は、オレからの誘いには快く応じなければならないという条件つきなので、よろしく :-)

誘いを最初から断りたい場合
  • 「すいません、ちょっと休んでいるんです。」(I'm resting.)
  • 「すいません、足が疲れたもんで。」(My feet are tired.)
  • 「約束した人がいるもんで。」(I promised someone to dance.)
なお、本当に疲れたり、足が痛くて休んでいるのだが、その人と後で踊ってもいいと思っている場合は、それが単なるいい訳でないことを示すために、「後でまた誘ってくれますか」、と一言付け加えるのを忘れないようにしよう。

好ましくない断り方
  • 完全無視。
  • 言葉での誘いに対して、ただ首をふる。(目配りで誘われた時には、これは適切な反応。)
  • 「結構です。」(No thanks)の一言。まあ、わかりやすいという面ではいいんだけど、気配りに欠ける。ヘタなリーダーだって、人間なのだ。
  • 疲れているとか言い訳を言って断った直後に他の人の誘いを受ける。断った人が視界内にいる場合は、最低1曲、できたらそのタンダの終わりまでは誘いを断りましょう。
もっとも、中には、適切な断り方をして断っても、言い訳を文字通り受け取って、しつこく何回もきいてくるKYな男性も中にはいるらしい。そういう男性には、上記のような、好ましくない断り方も必要になるかもしれない。

タンダの途中で切り上げたい場合(曲の切れ目までは我慢しましょう)
  • 「ありがとうございました」(Thank you) とだけ言う。これは、アルゼンチン公認の正しい辞め方である。(踊り続けたい時は、ありがとうとは言わずに、相手を誉めたり、気持ちよかったことを伝えたりしましょう。)ただ、相手がミロンガ初心者でこの辺の事情がわからず、素直に、おお、オレのリードはすごいのか、と勘違いしてしまう危険あり。その時は、先輩として、丁寧に教えてあげましょうね。
  • 「水をのみたいので、この辺で。」(I'd like to get water.)
  • 「のどがかわいたので。」(I'm thirsty.)
  • 「足が疲れました。」(My feet are too tired.)
  • 「ちょっと休みたいので。」(I need to take a rest.)
  • 「次のタンダを踊る約束した人がいるので。」(I promised to dance next tanda with someone.)
参考になったかな?

ポートランドでタンゴ!2008

1月のサンディエゴが予想よりちょっとがっかりだったので、去年よかったのでポートランドの Valentango に今年も参加した。

去年と同様、金曜日から3泊4日で、ミロンガのみに参加。

到着日金曜日は、主会場で夜のミロンガがひとつだけだった。しかしダンスフロアーは二つあって、伝統的タンゴとオルタナティブが同時進行した。伝統的ミロンガのほうのダンスフロアーは、かなり広く、人口密度は無茶混みというほど混んではないのだが、結構ぶつかった。どうも初心者の男性が結構いたようだ。オルタナティブの方は、結構混んでいたが、オレ的にはDJがイマイチなような気がした。

デンバーやサンディエゴに比べてポートランドが圧倒的にいいのは、会場にお酒があること。今回も一部のミロンガを除き、ワインがなくて困ることはなかった。

土曜日午後は、昨夜とは違う会場でオルタナティブ・ミロンガ。主会場に比べて狭い場所に、結構な数の参加者。ダンスフロアーの周辺にへばりつくようにテーブルがあって、席への移動で一苦労。去年のオルタナティブ・ミロンガは、確か、小さなライブハウスのような所であって、場所的に面白かった。オルタナティブには、ライブハウスのほうが合うんじゃないだろうか?


土曜夜は、ダウンタウン中心にある大きなホールを借りての大ミロンガ。地元のタンゴ・オーケストラが出演するライブが付き、先生方によるデモもあった。一般参加者の女性陣も結構着飾っていた。
これは、デモの中でオレ的には一番まともだった、ドイツの Milina & Detlef 組によるデモのビデオクリップ。他のデモは、いかにもステージ・タンゴの、ほらすごいだろ、見て見て、っといった感じのものが多くていただけなかったが、しかしそういうカップルの方が大きな拍手を受けていた。まあ、お祭りだから仕方ないのだが。

その後、場所を変えて、夜通しミロンガが朝6時まであった。会場は、古そうなダンスホールで、なかなかいい雰囲気。皆疲れて眠いが元気に踊っていた。ただ、去年は、遊園地の中のダンスホールという、意外な場所でのミロンガだったのだが、それに比べると驚きがないので、オレ的には不満であった。だって、夜中の、遊具も寝ている遊園地なんて、めったに見られるもんじゃないよ。来年は、また遊園地を復活させてほしい。

日曜日夕方は、先生と踊ろうミロンガ。土曜日のオルタナティブ・ミロンガと同じ会場だ。先生を誘っていいことになっている。オレは、しかし、どのクラスも受講していないので、遠慮して誘わなかった。誰がどんな踊りするか把握してないし。

日曜夜は、閉幕ミロンガ。でもすでに、結構な数の人が帰ってしまったみたいで、金曜日夜に比べて若干人数が少なかったような気がする。また、最後に締めの言葉も何もなく、何と無く終わってしまったので、いまいち盛り上がりに欠けた。

閉幕したはずなのに、日曜深夜(正確には月曜早朝)には、またまた夜通しミロンガが、ナイトクラブのようなところであった。赤一色の照明というのには閉口したが、まあ場所的には面白い。このミロンガは、翌日早朝の飛行機で帰る人が夜を過ごすためにあるようで、日曜日昼にホテルをチェックアウトして、ここに来る人も多い。フェスティバル参加者はここまで来るとさすがに疲れているので、踊る人は少ない。ぼーっと人の踊るのを見て過ごしたりする人が多い。この時になると、新しい人と踊る人はまずいなくて、すでにミロンガで踊って気のあった人と、名残を惜しみながら最後の踊りを踊るようが大半だと思う。オレも、違うフェスティバルで会った女性何人かと最後の踊りを踊った。他のミロンガで一度踊って、もう一度踊りたかった女性で、このミロンガに来ると聞いていたのだが表れなかった人が何人かいて、それが心残りであった。翌朝飛行機に乗る前に若干の睡眠を確保し、パッキングをする必要があったので、4時に会場を後にして、フェスティバルは終わった。

去年のフェスティバルは、男女比率がアンバランスで、女性が大量に余っていたのを憶えているが、今年は主催者側が何らかの工夫をしたのか、それとも女性が懲りてボイコット したのか、それほどアンバランスではなかった。また、どういうわけか、去年よりも背の高い女性の割合が多かったような気がして、背の低いオレには不利であった。そのためと、最近老化せいか踊りのあわない人と踊るとすぐに背中が痛くなる傾向にあるため、相手を選ぶのを慎重にすることもあって、去年のようにガンガン踊ることができなかった。でも、遠くに住んでいて普段は踊れない人達と踊れるのは、やはり、フェスティバル参加の醍醐味である。特に、以前違うフェスティバルで踊って気に入った相手が自分のことを憶えていてくれたりすると、とっても嬉しいもんだ。