El Choclo という曲
タンゴをやっているわりには、曲をよく知らない。ミロンガでよくかかる曲は、きけばわかるが曲名や作曲者名や演奏者名はほとんど知らない。だから買いたくても買えない。という人は実は結構たくさんいるのだが、そういう状態から脱却すべく、最近曲に注意を払うようになった。
強い味方は、アップル・コンピューター社のやっている iTune Music Store、略して iMS。Store といっても店舗があるわけではなく、iTune でのダウンロードをするサイトである。iTune というソフトからしか使えない。ここは全曲試聴ができるのがうれしい。気に入った曲だけ選べばいいのだ。(僕はアメリカの IMS を使用しているので、以下は、アメリカ店での話。)おまけに、1曲たったの99セントというのもうれしい。深く考えずに買える。ただし欠点は、Tango というジャンルのないことだ。タンゴの曲が、あるものは Latin に、あるものは World (international だったかも)に、あるものは Classical に、あるものは Jazz にと、まったく節操のない分類となっている。しかたないので、タンゴの曲を探すために、「tango」と検索ボックスに入れて検索していたのだが、これではたまたま曲名かアルバム名か作曲者名か演奏者名に tango という言葉が入ってないとひっかからない。それほどたくさん出て来ないので、iMS はタンゴはあまりないなぁと思っていた。(実際の所、僕の好きな Color Tango というバンドの演奏した曲は iMS では10曲ぐらいしかない。)
ところがさっき iMS でいろいろしていたら、よく聞く曲が El Choclo という題名であることがわかった。(ちなみに、El Choclo は、辞書で引くと、とうもろこし、と出て来る。変な曲名だ。何か隠語の意味があるのかもしれない。)で、El Choclo を検索ボックスにいれて iMS を検索すると、何と50曲以上みつかった。一部、同名の違う曲だったりするが、ほとんどがタンゴ有名曲だ。何とフリオ・イグレシアスの歌っているバージョンまであった。どうやら超有名曲らしい。
iMS には僕が思っていた以上にたくさんタンゴの曲があるようで、見直した。