デンバーでタンゴ!

フェスティバルは、基本的には、全国から呼んだ有名DJが音楽をかけるミロンガと全国から呼んだ先生のクラスがいくつか同時進行するワークショップから成っている。ワークショップを受けると足が疲れてミロンガで踊れなくなっては困るので、オレはミロンガどれでも出入り自由のミロンガ・パスだけを買った。クラスはいくつか個別にお金を払って受けるつもりだった。ちなみに同じようなことを考えている人はオレだけではないらしく、今年はワークショップ・パスよりもミロンガ・パスが売れたそうだ。
・・・という調子で書いているとだらだらと長くなるので、今回は実験としてキーワードだけをメモのように並べてみた。伝わるかな?
到着

ミロンガ

土曜夕方オルタナティブ・ミロンガ by Robin Thomas (NYC)。前評判よし。でも実際は???もろブルースとスイングかけるの勘弁。許容範囲内3分の1。セルスペースといい勝負。がっかり。
土曜夜、地元マーキュリーカフェ2階ローカルバンドの生演奏付き。1階はコメディーやらカフェやらやっている。地元の文化の中心地か?1セット目はよい。2セット目最初の方、映画音楽のような曲で疑問。DJ は、Robert Hauk (ポートランド)。バンド1セット目客多く、荷物置き場にも困る。2セット目、好みの合わない客が帰りやや空く。地元日本人女性二人と踊る。

日曜深夜〜月曜(祝日)夜明け、夜通しミロンガ。Ramu Pyreddy (アンアーバー) DJ。多分インド人。US DJ の育ての親。前評判高い。でも期待はずれ。7時間半マラソン・ミロンガなのに、同じような曲ダラダラ。テーマなし。メリハリのないDJであった。最初はまあまあ盛況。屋外ミロンガのラストダンスの女性、表れず残念。他フェスティバル旧知のお気に入り何人かと踊る。3時過ぎ、地元民多数帰る。先生も帰る。オレは5時脱落。30人位最後まで残留との噂。
困ったこと: 顔と名前が覚えられない(参考)。とりあえず服装で覚えるので着替えたらわかんなくなる。人違いで誘い踊ってがっかり多数。オレの永遠の課題?足腰が長時間ミロンガに耐えられず。鍛えねば。
クラス
75分のクラス毎日2コマ3本同時進行。足が疲れてミロンガで踊れなくなるのを恐れ、ごく少し受講。いくつか見学。
(オレゴン州)ポートランドの Robert Hunk の歩き方のクラス。単発参加25ドルで受講。疲れなくて、コネクションが持続する歩き方。女性の足を先に動かし、男性の足はちょっと遅れて床を離れ、着地は女性と同時、ということ?男性生徒ひとりひとりを実際に Robert 自らリードして感覚を伝えようとしてくれるが、イマイチ消化不良。
DJ もやった Robin Thomas + モントリオールの Marika Landry のワルツのリズムのクラス。見学(無料)のつもりで行ったら男性が足りないからと引っ張り出される。(無料。ラッキー!)床に4つ置いた靴の間隔でリズムを視覚化。ゲームを使用。なかなかの工夫。ジョークやパントマイム連発。楽しいクラス。ワルツの解釈の幅が広がったかも。
サンタフェの Liz Haight の Vaiven(=往復?)のクラスを見学。総体としての喜び、自己表現、解放、相手を感じてひとつとなる、というテーマ。やさしいしゃべり方。とても共感。女性を水だと思い、こぼさないように歩け。力んでいるところに気づき力を抜け。アシスタントは、Masami という多分日系人のおじさん。
不満
ミロンゲーロスタイルの愛好家のためのフェスティバル、中級者以上が対象、と宣伝文句。でも初心者ちらほら。例:某ニューメキシコ州の女性。タンゴ歴半年。足元おぼつかず。この女性、中上級者以上対象のクラスも受講していた。参加資格原則タンゴ歴1年以上とかしてはどうか?
カべセオ(目配せ)で誘えとの事前のおっ達し守られず。せいぜい女性に近づいてから目配せするぐらい。アルゼンチン伝統ミロンガ風男女向かい合わせの座席配置(以上伝聞)ではないので、そもそも無理では?
マーキュリー除き、ミロンガにワインなし。会場にバーもない。水のみ。BBQ付き屋外ミロンガ 、最終夜通しミロンガ(屋外ミロンガの残飯)を除き、食べ物は飴玉だけ。
総括
実はオレはフェスティバルの少し前から体調を崩し、フェスティバル前半はまともな食事ができなかった。このため、思いっきり踊ることができなかったという事情があるので、今回の参加で結論を出すのはよくないかもしれない。が、デンバー・タンゴ・フェスティバルは、オレの期待にはちょっと応えてくれなかった。宣伝文句と評判のおかげで、期待がふくらみすぎていたのかもしれない。2月に参加したポートランド・タンゴ・フェスティバルの方がオレは楽しめた。いっしょに参加した友人の意見もそうだし、他の参加者も、ポートランドが一番いい、と言っていたので、それほどはずれではないと思う。
ところで

参考
注: 誤解されないよう書いておくと、動画はオレが撮影したものではなく、他のフェスティバル参加者(その人のブログ(英語))が YouTube に投稿したものである。
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