MIT のプラクティカでシュールな経験
アメリカはマサチューセッツ州ボストンの隣のケンブリッジに出張の貴会があった。ハーバード大学や MIT (マサチューセッツ工科大学)のあるので有名な大学町である。東京やサンフランシスコとは比較にならないが、ケンブリッジ、ボストンもタンゴが盛んで、ミ ロンガやプラクティカがあるので、3つほど覗いて来た。
最初の夜行ったのは小さなギャラリーであるミロンガで、参加者は一番多い時で20人位?ちょっとしたスナックと水が飲み放題食べ放題。こじんまりとしたミロンガだったが、上級者が結構来ていて、今思うと一番よかった。
次 の夜は、ダンスのために作られた施設にある、舞台のついた大きなスペースで行われるミロンガ。雰囲気はいいが、ちょっと照明が明るすぎで、飲食は水だけ なので、ミロンガのような練習会のような、変な気分。初心者から上級者まで、いろいろなレベルの人がいて、参加者は50人ぐらいだった。
そ して最後に行ったのが、MIT で行われるプラクティカ。行ってまずびっくりしたのが、会場が大学の教室だということだ。普通の教室で、椅子をただ周りに移動しただけ。その日に行われた 授業の内容が黒板に書いてあった。どうやら、電子工学の授業だったようで、はるか昔に見た事ある数式やら図式が書いてある。白板ではなく、いまだに黒板に チョークを使っているということには驚いた。
参加者は、若い。とても若い。ほとんどが20才前後?どうやら MIT の学生らしい。あまりの年齢差に気後れがして、最初は若い人に混じって数人いたやや年輩の女性とだけ踊った。若い人が多いせいか、タンゴ歴の少ない人が多 いせいか知らないが、クロースで踊る人は少なく、ヌエボのような踊り方をする人が多かった。
踊りの途中で立ち止まって議論しているカップルが1組ならず何組もいた。タンゴ理論を戦わせているようだ。中には黒板に図を書いている人もいる。さすが MIT、と感心してしまった。
学生が議論をしている中、数式に囲まれた教室で踊る。想像してみてもらいたい。なかなかシュールな経験であった。しかし、次回はたぶん行かないだろう。(せててもの救いは、ここが宿泊していたホテルから徒歩で行ける場所にあり、入場料無料ということだった。)
0 Comments:
Post a Comment
<< Home